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Page 2 「夢と後悔」 藤井将大

ーココロノオトー

後輩と仲良くしすぎて4年生に友達がいないのではないかと思われているCFC4年の藤井将大です。実際は4年生ともとても仲が良いのでご安心を。


私は小学1年生から友達の影響でサッカーを始めて16年間サッカーを続けてきました。16年間辛い思いをすることもありましたが、毎日本当に楽しかったです。プロサッカー選手になることを目標に大学でもサッカーに取り組んできました。例えプロになれなくても「出来るだけ上のカテゴリーでサッカーができるようにしたい」とそう思いながら自分自身、練習や試合に取り組んできました。


しかし、3年生のシーズンが終わってから就職活動を始めたことをきっかけに卒業後にプロになる、サッカーをしてお金を稼ぐという夢を諦めました。3年生のシーズンではCFCで多くの試合に出場して愛知選手権ではCUに勝って優勝し、天皇杯予選にも出場しました。わずかですが卒業後もサッカーをすることができるのではないかという気持ちを持っていましたが、就職活動中に私はそこまでサッカーに全てをかける覚悟がないということに気づきました。サッカーを続けるためには色んなものを犠牲にしないといけません。プロ選手になることができれば経済的にも豊かにサッカーだけをやって暮らしていくことができます。しかし、アマチュアチームにおいてはサッカーだけでなく仕事をしながらプレーすることになります。仕事をしながらといっても経済的にも精神的にもギリギリの生活を送る可能性が高く、色んなものを犠牲にしてサッカーに懸けている選手がアマチュアチームには多いです。当たり前ですが、普通のサラリーマンに比べて経済的にも身体的にも苦しい思いをする可能性があります。そのようなことを就職活動を始めてから考え、何を犠牲にしてでもサッカーをするという覚悟が私にはないことがわかりました。こうやって私はプロを目指すことを諦めました。


私は小さい頃からプロサッカー選手を目指して頑張ってきました。夢を叶えることはできなかったですが、サッカーを通じて多くのことを学び、人間的に成長することができました。そしてサッカーのおかげで最高な同期・先輩・後輩に出会うことができました。サッカーというスポーツには感謝しかありません。ここまで熱量を持って取り組めるものがあるかどうかを考えるとこれからが心配です。本気で夢を追いかけたからこそ、夢を持って最後まで本気で取り組むことがどれだけ重要かを理解しました。


次は今シーズンについて話させてもらいます。最後の4年生のシーズン。3年目の CFC。卒業後にサッカーを続けることを諦めましたが、これまでサッカーをしてきた16年間の思いをぶつけるシーズンにしたいと思ってプレーしてきました。就職活動と教員免許の取得とほんとに大変なシーズンになることはわかっていました。それでもサッカーが大好きなので部活を休むことはしなかったです。必ず1年間すべてきっちりやりきりたいという思いがあったし、全て頑張ることの大切さを後輩のみんなに伝えたいという気持ちがありました。就活や教職で部活を休んだら必ず終わった後に後悔するし、後輩たちには大変だと思うけど両立して最後までやりきってほしいです。


この1年間チームとして本当に苦しい思いをしました。リーグも降格してしまい、自分自身も試合に多く出場していたので4年生として責任を感じています。それでも全国社会人サッカー選手権に出場が決まった時は大学4年間で1番の喜びを味わうことができました。これまでのサッカー人生で自分が試合に出て全国大会出場が決まったのは初めてでした。サッカー人生の中でも1番嬉しかったんじゃないかくらい幸せでした。


そして全国大会。大学4年間で最後の大会。この大会に向けて、個人として準備してきましたが、結局私は大学サッカー最後の試合で「ベンチ外」でした。試合が始まる前から悔しくて泣きそうでした。自分自身もっと努力できたんじゃないかと後悔の思いがありました。しかし、まだ試合も始まってもないのに泣くことはできないし、チームを応援するしかありませんでした。CUの選手たちも応援に来てくれていましたが、私はとても嫌でした。これまで4年間ベンチ外になる試合はそこまでなく、最後にベンチにも入れずにいる自分を見られるのが嫌で仕方なかったです。試合終了のホイッスルが鳴って、負けた瞬間もう涙が止まりませんでした。最後の試合でユニフォームを着ることとスパイクを履く権利さえももらえなかった悔しさが込み上げました。私はサッカー人生で最後になるかもしれない日にサッカー人生で1番悔しい思いをしてしまいました。大学に入って初めてサッカーを続けたことに一瞬後悔しました。こんなに悔しい思いをするとは思いませんでした。家に帰って1人になると涙が止まらず泣きまくりました。こんな形でサッカー人生が終わると思うだけで本当に辛かったです。この経験をこれからの人生で生かすかどうかは自分次第です。頑張ります。


CFCの後輩へ。1年間本当に楽しかったです。先輩なのにみんなに先輩らしくしてるところは全然見せれなかったかな。それでも1番距離の近い4年生として接しやすかったと思います。みんなのこと好きすぎて自分から話しかけすぎました。(笑)みんながいなかったら最後の1年こんなに楽しくなかったと思うし、とても感謝しています。これからもみんなのことずっと応援してます。


最後は家族に感謝の気持ちを書きたいと思います。16年間サッカーをさせてくれてありがとう。家族3人の支えがなかったらここまでサッカーを続けることはできなかったと思います。

父。サッカーのこと全然知らないけど厳しいことをいつも言ってくれてありがとう。何回も甘い方向に逃げようとしてた時に強く言ってくれたことが自分にとっては大きかったです。

母。自分のことを1番にわかってくれていて辛い時にいつも励ましてくれてありがとう。本当におれの考えてることを理解してくれるし、助かりました。愚痴だったり、どんな話でも聞いてくれるところほんとに大好きです。

妹。サッカーしてるところ全然見に来てくれなかったけどおれのことが大好きですね。サッカーをしているおれのせいで色んなこと我慢させたよね。それでも応援してくれてありがとう。

3人とも本当にありがとう。たまにかけてくる電話でいつも元気が出てました。これからも迷惑かけるかもしれないけど藤井家らしく楽しくがんばりましょう!


家族だけでなく、これまでサッカーを通して出会った方々全ての人に感謝しています。本当に毎日が楽しくて仕方がなかったです。サッカーが自分の生活からなくなることは少し不安ですが、これまでサッカーを通して学んだことを生かして頑張ろうと思います。


まとまりのない長い文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!