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Page39 「惰性で続けたサッカー」 野田竜生

ーココロノオトー


U22b 野田竜生

この大学4年間、私が真摯にサッカーと向き合っていたかと聞かれたら、答えはNOです。

 さまざまな理由はありますが、入部当初にいきなり行われた振り分け試験で、特にアピールできることなく、当たり前のようにU22B所属になったことが、1番最初のきっかけだったと思います。

 U20に入ることができず、4年間U22Bにいたことで、同学年の半分くらいの人とは喋ったことすらありません。そのため、上のチームでサッカーをしたいという気持ちがこれっぽっちも生まれませんでした。チームのコーチに、上のカテゴリーに上がる話を持ちかけられた時も、やめてくださいとお願いしたことすらあります。

 ですが、U22Bでの部活動も悪いものではありませんでした。程々の強度で体を動かし、好きなだけ休んでも、試合には1年の頃からずっと出場でき、居心地の良さを感じていました。競争よりもサッカーを楽しむという雰囲気の環境が、私には合っていたのかもしれません。

 また、そこでできた友人とは、サッカーだけでなく、私生活でも行動を共にするようになりました。ご飯に行ったり、旅行をしたり、LIVEに行ったり、気づけば大学4年間の大半を一緒に過ごしていました。

高校まで続けてきたから、当たり前のように大学でも続けたサッカーが、いつしか真剣に取り組むものではなくなっていたかもしれません。しかし、続けることで改めてサッカーのプレーの部分だけではない魅力を思い出しました。

 いま、サッカーを続けようか、辞めようか悩んでいる人は、シーズン中でも1カ月・2カ月サッカーを休んで、自分にサッカーが必要か考える時間をとってみて下さい。長い4年間、そんな時間があってもいいと思います。

冒頭で、「この大学4年間、私が真摯にサッカーと向き合っていたかと聞かれたら、答えはNOです。」と綴りましたが、この大学4年間、サッカーが楽しかったかと聞かれたら大きな声でYESと答えます。一緒にサッカーをしていた仲間たちが大好きだったからと、胸を張って言うことができます。

そんな仲間達と出会うことができたこの4年間は、私にとって本当にかけがえのない物であり、一生の財産になりました。

 

 関わってくれた人たち、本当にありがとう。これからもたくさん遊ぼうな。

 

拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。