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Page40 「不平等」 村上祐涼

ーココロノオトー

 


私は幼稚園の頃、友人に誘われてサッカーを始めました。小学生、中学生の頃は、ほぼ怪我もなく元気にやれていましたが、高校に入ってからは周りのレベルの高さ、強度の違いからか怪我が多く、辛い思いをしました。高校3年生の最後の大会でも準々決勝で肩の怪我をして、私の高校サッカーは終わりを告げます。大学では部活をやるつもりはなかったのですが、終わり方があまりにも悔しくて、続ける道を選びました。

その悔しさから怪我をしないように筋トレやストレッチ、様々なことに対して、努力をしました。しかし、大学4年間の半分以上は怪我をしてしまいます。その中でも去年は膝の大怪我により、引退ギリギリまで怪我人生活を送ることになりました。なんとか、引退試合には間に合いましたが、体はボロボロで上手く体が動かせずに途中交代、不完全燃焼で17年間のサッカー人生に幕を閉じました。

 

「なぜ、自分だけ。」

 

 

また、去年から私たち1番下のチームには指導者がおらず、4年生の選手が監督を務めていました。自分たちで練習を行う難しさや高校では気づけなかった下のチームの環境について知ることができましたが、やはり私たち専属の指導者が欲しかったです。

 

このような環境で過ごしていて、何度も本気で辞めようと考えていましたが、それでも続けられたのは仲間がいたからです。サッカーをしていなかったら出会うはずなかった人たちとサッカーを通じて一喜一憂する。そんな彼らと一緒にいれたことが大学生活でなによりの財産となりました。

 

たくさんの挫折を味わっていい思い出の方が少ない私ですが、現在は続けてきて良かったと胸を張って言えます。今までボールを蹴ることで出会えた仲間たち、何度も怪我をして迷惑をかけても続けさせてくれた母親、そして応援してくれた方々。全ての人に感謝を伝えたいです。

ありがとうございました。