Page27 「原動力」 黒田瞬矢
静岡生まれ静岡育ち、黒田瞬矢です。
言いたいことだけを書いた拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。
10月29日に、奇跡的にホームで最終戦を迎える事ができ、多くの仲間、観客、保護者が来てくださり、最高の雰囲気の中試合ができたことを鮮明に覚えています。
学生サッカー引退まであと1ヶ月を切った頃くらいから、時間が早く流れるように感じ、このメンバーでサッカーをするのもあと少しかと思いながらも、引退残り1週間前に〇〇〇〇君と揉めてしまったのも良い思い出です。
4年間を思い返すと、とても濃い時間を過ごしました。
4つ角にコーンが置かれている時の感情
走りの笛の音で心臓が苦しくなる感覚
全社出場が決まり仲間達と喜びあった瞬間
練習後にくだらない話を1時間くらいしたこと
友達と温泉で語り合ったこと
言葉にするとキリがないくらいたくさんの経験をしました。
4年間の話をまたいつか当事者達で話せることを楽しみにしています。
グラウンドに来たらサッカーに集中出来たのも指導者、トレーナー、マネージャーのおかげであり、頭が上がらないです。
ケント君には4年間指導してもらい、最初の頃に比べると確実に走れるようになったし、サッカーが上手くもなったと自負できるほどに成長させてもらいました。
トレーナーには、リハビリからケア、プライベートまで本当にお世話になりました。早く復帰出来るためにメニューを組んでくれたり、毎日のようにコンディションをチェックし、嫌な顔何一つせずケアをしてくれたり、4年間大きな怪我なくプレーが出来たのは間違いなくトレーナーのおかげです。
マネージャーには、事務作業からボトルに水を補充してくれる細かい気の利いた所まで常に動き回ってくれて、本当に助かりました。自分達がサッカーに集中出来たのは、当たり前では無い、環境を整えてもらっていたからです。暑い日から寒い日までありがとうございました。
4年間不自由なくサッカーに打ち込めたのは、皆さんの支えがあったからだと改めて思いました。
サッカーを通して出会った人へ
まだサッカーを続けている人から辞めてしまった人まで多くの人がいる中で、一緒に切磋琢磨することが出来て本当に良かったです。「一緒に試合に出よう」や「早くスタメン勝ち取れよ」などに何回励まされたのか分かりません。意地悪だけど優しい先輩だったり、生意気で舐めてくる可愛い後輩だったり、一緒の時間を多くすごした同期、たくさん出会いがありサッカーを通して出会えた仲間達は、かけがえのない存在の人ばかりでした。
また一緒にボールを蹴れる日が来ることを願っています。
地元の友達へ
オフで地元に帰省した時に、「ご飯行こう」や「遊び行こう」と色んな人が言ってくれて本当に嬉しかったです。いつも急な帰省なのにわざわざ予定を空けてくれて、自分のわがままに付き合わせることばかりでした。そして別れ際に言われる「サッカー頑張れよ」という言葉にどれだけ背中を押されていたか、その言葉がどれほど前向きにさせてくれたか、たった一言に何回も救われました。
約束して会っていない人もいるし、やりたいこともたくさんあるのでまだまだわがままに付き合って欲しいです。
家族へ
自分の行きたい道、やりたいことを好きなだけ何不自由なくさせてくれた両親には感謝しかないです。毎週末の応援、送迎、食事、洗濯、何から何までいつも1番近くでサポートしてもらっていました。試合に出れない時もポジティブなことを言ってくれたり、時には厳しく言ってくれたことが今の自分を形作っていると思います。
サッカーを始めるきっかけになった兄にも、ライバルの弟にも本当に感謝しています。
ずっと背中を押してくれている家族にはいつか必ず恩返しをしたいです。
自分の夢のを叶えるためなのに、原動力はいつも周りの人から貰っていました。
こうやって振り返ってみると出てくる言葉は感謝の言葉ばかりで、こんな素晴らしい人達に出会えた自分は幸せ者です。
新天地はドイツです。
もう少しだけ頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。