Page1 「己の好奇心に従え」 永田航
U22Bの永田航です。
僕にとって中京大学サッカー部の4年間は、僕のサッカー歴でもあります。というのも、私は小4から高3までハンドボールをしていたからです。中京大学に入学が決まって、サッカー部への入部は決めており、選手で入るかマネージャーで入るか迷っていましたが、学生生活最後を好きなことして終えようと思い、選手での入部を決意しました。初心者だからといって、入ってしまえばそんなのは関係なく、もう部員の1人なわけなので早く初心者という気持ちから脱却して行きたいと思っていました。いざ入ってみると、一番下のチームだけど「本当に一番下のチームなのか?」と思うくらいみんなサッカー上手くて、自分は想像の何倍も頑張らないといけないと実感しました。
今思うと1年生の時が1番きつかったなと思います。全体練習からも外れて簡単な基礎の練習に付き合ってもらったり、練習に入っても当然先輩とかから厳しい言葉を受けたりしながらも、なんとか頑張っていた矢先に腰椎椎間板ヘルニアを発症して2年生の6月までのおよそ10ヶ月間リハビリ生活でした。完全に復帰するまでは1年くらいかかりました。、せっかくサッカー部に入ったのにボールすら触れない日々が続き、ヘルニアも手術寸前の結構ひどくて歩くのもしんどい時期もあって、メンタルもしんどかったしさすがに辞めようとも思いました。でも、トレーナーのみんなも自分のために毎日のようにリハビリに付き合ってくれたりして、まったく先が見えなかったですが、何とか元気になってプレーしてるところを見せようと頑張れました。
3年の夏の遠征で人生で初めてゴールを決めた時、このゴールがサッカー部での最初で最後のゴールでしたが、決まった瞬間、今までの苦労が全て報われたような気がしました。気がついたらベンチの方まで走っていて、みんなもすごく喜んでくれて本当に頑張って来てよかったなと思いました。最後の試合でも、同じチームになったとかでもないのに、試合に出る時に名前を呼んでくれる人もいたりして、すごく嬉しかったし続けていてよかったなと思います。
こんなに下手くそなのに、先輩も後輩も同期も監督のトミさんも、聞いたら教えてくれるし、ダメならしっかり怒ってくれるしで、辞めるどころかモチベーションが上がってもっとやりたくなってしまって、気づけば4年間続けることが出来ました。トミさんは、セレクションがないとはいえまさか初心者が来るとは思ってなかったかもしれませんが、1年2年の頃からよく気にかけてくれててほんとに助かりました。引退時に貰った色紙にも「まだまだ上達しましょう」と書かれており、まだまだサッカーやろうかなと思っています。
この4年間で僕が感じたことは、「己の好奇心に従え」ということです。無茶だろうがなんだろうが自分がやりたいと思ったことをやり通すことが、自分の成長に1番いい影響になると思います。今後は就職する人が多いと思いますが、自分のやりたいことを探していくのが一番今後の自分のためになると思います。
そして最後にU22Bのみんな、本当にありがとうございました。先輩方は練習でも練習外でもお世話になりました。練習でほんとにきついときに話聞いてくれたり、練習外でも、サッカー見に行ったりご飯いったりしてたくさん関わってくれました。いまだに仲良くしてくれる先輩もいるし、本当に感謝しかありません。後輩たちは本当にやる気のある選手が多く、上のカテゴリーにいける実力のある選手もいます。それなのに後輩の方が練習後に自主的に練習している姿もよく見るのがすごいなと思います。同学年同士の中もよくて、カテゴリーが違っても一緒に自主練したり筋トレしたりしてお互いで高めあったりしているので、これからもそういった気持ちで続けていってほしいなと思います。このまま4年間頑張って引退までぜひ頑張ってほしいです。そして同期のみんなはキャラの濃い人が多くて、めっちゃ面白いのに実力もちゃんとあるのがすごいなと思います。そうではなくて試合に出れなくてもなんだかんだ辞めずに4年間頑張ったやつもいるし、本当にこのメンバーで引退できてよかったです。あとは卒業なんで、卒論頑張ってみんなで遊びに行きたいです。
この部活で関わってくれた皆さんに感謝しています!ありがとうございました!