Page7 「自信」 畔栁頼生
こんにちは。畔栁頼生です。ついに引退ブログを書く時期となってしまいました。拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。
思えばブログという形で自分のサッカーについて文章に書き起こすことは初めてだと思います。この場を借りて4年間の大学サッカーを振り返らせてください。
入学当初、私は大きな怪我をしてしまい全くサッカーをすることができませんでした。まだコロナ禍ということもあり、グランドに行ける怪我人の人数も限られており、自宅待機を迫られることもありました。この時にサッカーができることが当たり前では無いことを改めて痛感しました。そして、感謝の気持ちを持つ大切さを感じました。怪我をして悔しかったですが、今思うと感謝の気持ちを持つことの大切さを改めて知ることができたことはよかったです。怪我をしても学べることは多くあると感じました。新しい仲間と全くサッカーができないまま約半年が経ち、やっとサッカーをすることができました。しかし、大学サッカーは甘くなく、毎週ある試合においてベンチに入ることができるかどうかという週末を送る日々でした。その中で11月ごろにあった新人戦でなんとか自分のやれるプレーを全て出すことができ、2年生では社会人リーグで戦う中京大学FCに上がることができました。
2年生では試合に絡むことが多く、チームとしても全社に出場するなど結果を残すことができました。社会人リーグということもあり大学生とは違う落ち着き、経験を生かしたプレーなど多くのことを学べたとおもいます。自分自身としても試合に絡むことができ3年生で、やっとのTOPチームに昇格することができた時にはとても嬉しかったです。
しかし、3年生が大学4年間で1番の苦しい年となりました。シーズン開始時には周りが怪我をしていたこともありなんと、スタメンで出ることができていました。TOPチームは練習強度がとても高く、毎日の練習についていくのに必死でした。プレーの判断スピードや守備の強度など全て、自分が感じてきたものより遥か高く、驚いたと同時にとても楽しかったのを覚えています。自分自身のプレーも周りに引き上げられ、思い切ったプレーもでき、とても成長できていることを感じていました。
しかし、ここからベンチに入ることもできない日々が始まりました。シーズンの初めは試合に絡むことができていた中で試合に出れなくなっていき、自信がなくなってしまいました。すると、プレーも思い切った判断ができず一歩遅れてしまったり、消極的なプレーが続いてしまいました。練習試合でも自分のポジションが定まらず、やりたいポジションもできないまま時間が過ぎていく日々でした。この1年間で自信を持つことの大切さを学びました。自信が全てプレーにつながり、サッカーがメンタルスポーツと言われる理由を感じました。
ただ最後の年である4年生では、1番成長することができた1年間になったと思います。シーズン開始時には試合に出場することができずベンチでした。この時にも去年と同様にポジションが定まらず様々なポジションをこなす日々でした。そんな中天皇杯の予選、びわこ成蹊大学との一戦で途中出場しました。この時、自分の本職ではないボランチでの出場となり、驚きました。しかし、これまで様々なポジションをやってきたおかげで、すごくいいプレーをすることができました。この試合がきっかけで自分の中で何かわかりませんが、掴むことができ、試合へのメンタルの持ち方を上手くできるようになりました。ここから自分のプレーに自信を持つことができ、ジェフ千葉戦やリーグ戦と言った公式戦に出場する機会が増えました。今まで味わったことのない雰囲気のジェフ千葉戦、毎週行われるリーグ戦、多くの試合に出場することができ、この1年間での試合は自分にとって一生の財産になると感じました。
この4年間で私はメンタルをいちばん学びました。ほんとうにサッカーというものは「自信」がプレーを左右させると思います。自信を持つために私は2つのことを特に意識して日々過ごしました。1つ目は、練習や試合が始まる前の準備の部分で、ストレッチやほぐし、体幹とトレーニングなどを必ず行うルーティンを持つようにしたことです。2つ目は練習から試合を意識してミスをしたら何がダメだったかを考えることを意識したことです。特にこの2つを意識したことで試合において「これまでやれることをやったから大丈夫だ自信を持て」と言い聞かせることができたと思います。
苦しい時期は誰にもあると思います。それでも今自分がやっていることに間違いはないと思うし、自分を常に信じて過ごすことが、今自分が持っている目標に近づく一歩になると思います。
同期へ
いちばん支えされたTOPチームの同期はほとんどが1年生の頃からTOPチームに関わるメンバーでした。そのため初めの大学2年間ほぼ関わることがなかったことから馴染めるかどうか不安がありました。そんな中で3年時にCUから上がってくる自分をみんなは、いい雰囲気で歓迎してくれ、とても居心地の良い環境を作ってくれたことで私は救われました。この同期とは最後の2年間しか一緒にプレーできなかったけどこの同期でなければ乗り越えられなかったことがたくさんありました。壁にぶちあたった時でもみんなが明るく声をかけてくれたことやプライベートで遊びに行けたことで乗り越えることができました。本当にみんなと出会うことができて本当によかったです。これからもよろしく!!
そしてスタッフの方々、4年間ご指導していただきありがとうございました。自分が苦しい時期を過ごしていた時に、常に声をかけてくださったことでほんとうに救っていただきました。自分がプロになることがいちばんの恩返しになった中でなれなかったことは悔しいです。ただ、次のステージでもサッカーをやらせていただける環境を作っていただけたので、さらに成長してプロに繋げられるように頑張ります。
最後に
両親へ
これまで何不自由なくサッカーに集中できる環境を作ってくれてありがとう。
サッカーを通していろんな人と出会うことができて、いろんなことを学ぶことができました。人としても大きく成長することができ、サッカーとは違う一面も大きく成長することができました。
どれも2人の支えがあったからこそです。
本当に感謝でいっぱいです。
ありがとう!
長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。