1. ホーム
  2. ブログ
  3. ブログ詳細

ブログ

Page14 「真剣味」 桒田大誠

ココロノオト〜season3〜


引退ブログに目を通していただきありがとうございます。

 4年の桒田大誠です。

 もうこれを書く時が来てしまったのかとまだ引退を受け入れられていないですが、4年間を振り返りつつ様々な人たちへの感謝、メッセージを書けたらなと思います。

 大学生活を振り返るとTOPチームの最後の集会では言いましたが、自分がJ1のチームに内定できるなんて1年生の頃には想像もできないくらい壁にぶち当たっていました。

 パスコンではコーンに当ててトミさんに毎日「何回やんねん、もう帰れ」と怒られ、まえかん、こてつ頼むから先にミスってくれと思いながらミニコーンが何倍にも大きく見えるくらいのプレッシャーに襲われながらビクビクプレーし、金曜日のリラックスしたリフティング練習でミスを連発して、ミナくん、川地くん、ひでくん、押富と自分の5人のグループがまとめて怒られ、次の日の公式戦メンバー外プラス朝7時半から死ぬほど走ってチームと5人に迷惑かけたこともありました。紅白戦もチョンボしまくりでサブチームの方にも出れずラインマンばかりしていました。そんなこんなで1年生の頃はTOPチームの公式戦にはほとんど絡むことなく、大学の基礎技術の高さ、プレー強度にもなかなか順応できず、ずっとモヤモヤしたまま終わってしまいました。

 年が明けて2年生になり少しずつ慣れていき試合にも絡ませていただけるようになり、自分もより積極的にプレーできるようになっていきました。2年生のインカレにもスタメンで使ってもらいました。そして、このインカレが自分のサッカー人生のターニングポイントになりました。今まで全国でのプレー経験はほとんどなく、不安もありましたが僕は全国トップレベルの相手と観客も多く入る中でプレーすることが楽しみでしょうがなかったです。結果はベスト8に終わってしまいましたが、筑波大学や福岡大学などを倒すことができ自分の自信につながりました。こうして、2年生が終わったのかに思えたのですが、年が明け1月の頭に大学はオフだったのですが学校があったので少し早めに愛知に戻ってこようとしていた車の道中で監督から電話が来て何かやらかしたかなと思い、電話に出るとJのキャンプに呼ばれたと言われ1月の半ばのキャンプに参加することになりました。動揺しすぎて手が震えて高速道路の車道の真ん中を走ってしまったのを覚えています。それからもJの数チームの練習参加にも呼んでいただき、U20の全日本大学選抜にも選ばれDENSOカップにも参加し、1月から3月の間ほとんど愛知に戻ることはありませんでした。そして、その後3年生になり6月頃に柏レイソルからオファーを受け、他のクラブからもオファーはありましたが、レイソルのチームの雰囲気や温かさがあり地元でもあったのでここでサッカーがしたいと思い、選びました。

 そこから3年4年と順調に行くと思っていた大学サッカー生活はそう上手くいきませんでした。僕は、3年生の夏頃の怪我からほとんど試合に絡むことができませんでした。怪我から復帰しすぐに試合に絡んでやろうと思っていましたが、プロに内定しているという他人からの見方を気にしてしまっていたのか普段よりも良いプレーをしてやろうと変な力が入り全く良いプレーができず、インカレではベンチを温めて終わってしまいました。4年生でも怪我でインカレにはほとんどチームに貢献できず非常に悔しい2年間となってしまいました。でもこの経験は自分を見つめ直す非常に良い機会になり、今後の財産になると感じています。

 これが僕の波瀾万丈な4年間です。

 これを踏まえて後輩に向けて、様々な方への感謝を添えて終わりにしたいと思います。


まずはスタッフの方々へ

千葉県の山の中の全国的に無名の高校にわざわざ来て直接声をかけていただき、ここまで成長させていただき本当にありがとうございました。トミさんにあそこまで怒られなければ、基礎技術の大切さ、一つ一つのプレーへのこだわり、プレッシャーの中でプレーするメンタリティは生まれなかったと思います。吉井さんの細かいディフェンスでのポジショニング、ビルドアップでの見るところ、セットワンツー3人目の指導がなければここまで成長することはできませんでした。健人くんの年明けの走りのトレーニングは毎日が憂鬱でしたが、おかげでスムーズにキャンプに参加することができました。テツさんの自分が苦しんでいる時や試合中の声かけ、ミーティングのプロジェクターの操作には本当に救われました。スタッフの方々、本当にありがとうございました。


 後輩へ

 同期のように絡んできてくれてグラウンドでもプライベートでも楽しい時間を本当にありがとう。全国で感じたあと少しだけど遠いあと一歩を常に基準を高めて一人一人自分の特徴を最大限活かせるように努力を積み重ねて頑張ってください。1年の時あんなだった僕でもプロになれたのでみんな自信を持ってやれば絶対なれます!僕もみんなの刺激になれるようにプロの舞台でいい報告できる様に頑張るのでいい結果期待してます!めちゃくちゃ応援してます!特に小学生とコバンザメは頑張ってください!


 先輩方へ

 在学中からグラウンドでは頼もしい背中を見せてくれて、プライベートでは同い年の様にバカ騒ぎしてくれた先輩たちのおかげで本当に最高な大学生活になりました。特にミナくんには同じセンターバックで頼りになるだけじゃなく、練習終わりもボール蹴ってくれて、卒業してからも気にしてくれて本当にありがとうございます。年末集まった松岡含めた皆様これからも末永くよろしくお願いします!


 同期へ

 後輩も言ってたけどみんなそれぞれ違った良いところ持ってる癖強い最高の友達に出会えました。関西勢多かったけど、関東からわけわからんおれを快く受け入れてくれて本当にありがとう!これからもそれぞれの場所で頑張ろう!これからもよろしく!年1絶対集まりましょう!


 最後に

 家族へ

 何不自由なくサッカー続けることができたのは家族の支えがあったからです。これまで色々あったけどどんな時でも常に僕の味方であり続けてくれて本当に救われました。これからは自分が今までの恩をプレーで返します!これからも温かく見守ってください。

 

 ここまで長い文章を書いたのは人生で初めてかもしれません。長々と書いてしまい申し訳ないですが、これでも書き足りないくらい思い出が詰まりに詰まった大学4年間なのでお許しください。


 本当にこれまでたくさんの方々に支えられてここまで来ることができました。これからもサッカー人生は続きますが、この大学での4年間を糧に自分らしくピッチでお祭り騒ぎして全力でサッカーを楽しみ続け、「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」 と四大綱を体現できるように頑張っていきたいと思います!


最高の時間をありがとう中京大学!


                桒田 大誠