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#330〜「感謝」〜4年〜山口あずみ

女子

本日のブログは女子サッカー部所属

#26 山口あずみ(安城学園高校出身/4年)です。



2024シーズン、キャプテンを務めさせていただきました、26番の山口あずみです。

4年間を振り返りつつ、感謝やメッセージを伝えていけたらなと思います。最後くらい真面目に書くので長くて面白くないかもですが、読んでいただけましたら幸いです。




教員になりたいという目標と高校時代に果たせなかった全国出場の目標をどちらも諦めきれなかった私は、私立に通わせられるお金はないという親の言葉は馬耳東風。東海地区では中京しかないと考え進学を決めました。


〜1年目〜

ありがたいことに1年目から試合に出させていただきましたが、チームはなかなか試合に勝てず、個人でも出場時間はだんだんと短くなり、焦りは募っていく一方でした。そこへ追い打ちをかけるように怪我で4ヶ月の離脱。何もかもが上手くいかない1年でした。

しかし、この怪我からフィジカルに対する考え方が変わりました。私の中でサッカーにおけるフィジカルの重要度が一気に高まりました。怪我をして良かったとまでは言いませんが、怪我をきっかけに得られたものは偉大だったと思います。

また、当時のトレーナーさんには本当に感謝してもしきれません。一切の妥協や甘えを許さず、でも楽しく、ときにはオフ返上でリハビリやトレーニングしていただき本当にありがとうございました。


〜2,3年目〜

個人的には継続してきたウエイトトレーニングの成果を実感することができ、やっと戦えるようになってきたと感じていました。少しずつ個人としてもチームとしてもプレースタイルが確立され始め、サッカーの楽しさを改めて感じることができた年だったと思います。

一方で、私が「他人に興味がない」「鈍感」と言われるようになった年でもあります。

チームスポーツなのでサッカー以外の部分でうまくいかないことも少なくありませんでしたが、私は常に自分のことでいっぱいでした。揉め事や違和感に関わろうとしない、というか気付いていない私はチームメイト(特に同期)に苦労かけたと思います。本当にすみませんでした。

ただ、苦労かけたと分かっていてこのようなことを言うのは間違っているかもしれませんが、私はこの超自分ベクトルな性格が割と気に入っています。私のサッカー的な成長はこの性格のおかげだと思っています。幼い頃から「他人は他人、自分は自分」と育てられたこと、母はそんなこと言っていないと否定しますが感謝してます。


〜4年目〜

そんな私にキャプテンが務まるのかと不安な気持ちで始まったラストシーズン。インカレに行けたことは言わずもがな、同期と後輩に支えられ、良いときも悪いときもただひたすらにサッカーに没頭できた最高なシーズンになりました。

個人的なことを言えば、教育実習や就活など苦労することも多く、就活では初めての挫折も経験しました。完全に自信を失い、インカレを決めたときでさえ、後輩に連れて行ってもらっただけで、自分は相変わらず下手くそなままだと完全にネガティブモードでした。

それでもチーム練習が始まれば自然と笑顔でプレーすることができました。鬼のようにキツいシュートゲームでアホみたいに声出してがむしゃらにスプリントしているときが私にとっては本当に幸せな時間でした。そのくらい私にとってこのチームは居心地が良く、心の支えになっていました。

だからこそ、このチームでインカレに行けて本当に良かったし、勝った試合も負けた試合も中日も移動日も全てが楽しかったです。

また、挫折の経験をいち早くポジティブに変えてくれた家族にもこれまた感謝してます。

「挫折を味わえて良かった。人としての厚みになる。最後は人柄。」でしたっけ?挫折したことない人間が人として薄っぺらいかは置いといて、たしかになと思いました。

そんなこんなでサッカー人生、最高とどん底を経験し、それでも心からサッカーを楽しむことができた素敵な学生最後の1年でした。



さて、ここからはメッセージを伝えていきたいと思います。該当しないところは飛ばしてもらって構いません。


【後輩たちへ】

まずは1年間ついてきてくれて、支えてくれてありがとう。

私はチームを引っ張っていけるほどサッカーが上手い訳でもなければ、気配りができるわけでもなく頼りないキャプテンだったと思います。せめて、一生懸命に取り組む姿勢だけはと思っていたのでウエイトや自主練の輪が広がっていくことがとても嬉しかったです。

完全に私のことナメてるし生意気すぎる後輩たちだけど、君たちじゃなかったらこんなに素敵なチームにならなかったのも事実です。本当にありがとう。

そして何度も言うようだけど、みんなの良いところはサッカーバカが多くて、全力でプレーする中に楽しさを見出せるところだと思います。楽しむことを忘れずに、更なる活躍を期待して応援しています。


【大家さん、山下くん、稲田くんへ】

今まで大変お世話になりました。

入部してからしばらくはHTや試合後、大家さんからの「あず、どう?」という質問が自分を試されているようで身構えていました。

しかし気がつけば考えることや言語化することが習慣化され、それがまたサッカーの面白いところだと気付かされました。また、競技継続を促してくれたことにも大変感謝しております。本当にありがとうございました。

稲田くんと山下くんにはきっと誰よりもトレーニングに付き合ってもらったと思います。

2人とも一緒にトレーニングしてくれたり、成果が出ると自分事のように喜んでくれたり、私の4年間での成長は2人がいなかったら絶対に得られませんでした。ありがとうございました。


【同期へ】

4年間、本当にありがとう。

私たちはもともと人数が多い訳でもないところから、さらに人数が減っていきました。その度、傷つく人がいて、苦しむ人がいて自分はどうしたら良いのか分からないでいました。そんな自分を情けなく思うけど、自信を持って言えるのは、残ってくれたのが今のメンバーで良かったということです。自分がキャプテンになることへの不安はあっても私たちが最上級生になることへの不安はあまりありませんでした。

言うべきことはハッキリ言ってくれる今津、スーパー聞き上手のまっちー、いろんなとこに気配りができる愛子、途中入部とは思えないコミュ力おばけの松岡、4人がいれば何とかなるだろうなと思ってました。

出場機会や怪我、メンタリティなどそれぞれ思うところがあったはずなのに、試合になればマイナスな感情は押し殺し、ベンチからでも腹から声出して盛り上げてくれて試合に出れば泥臭く全力で戦う姿を見て本当に誇らしくなりました。

一丸となって戦うというのは競争の激しいチームでは簡単なことではないと思いますが、それが実現できたのは間違いなくみんなのおかげです。

最高なチームを作ってくれてありがとう!!


【家族へ】

ここまで何不自由なくサッカーをさせてくれてありがとうございます。小学生の頃、グラウンド整備をしなかった私に「今すぐサッカーをやめろ」とすごい勢いで怒ってくれたこと、鮮明に覚えています。さすがに怒りすぎでしたが、ピッチ外の部分でしっかり怒ってもらえたことは幸せだったと今になって思います。そして、そのときに兄貴がくれた「どこかで見ている、誰かが見ている」という言葉は私の根底となりました。真面目に一生懸命に取り組むところも、手を抜いてラクしようとするところも全部、どこかで誰かが見ている精神でもうしばらく頑張ります。

仕送り頼みます。


【これまで中京大学女子サッカー部を応援、支援してくださった皆様へ】

昨シーズンも多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。おかげさまインカレベスト16という目標を達成することができ、大変嬉しく思います。とはいえ、まだまだ発展途上のチームですので、これからより魅力的なサッカーで更なる高みを目指してくれることと思います。引き続き、中京大学女子サッカー部のサポートのほどよろしくお願いいたします。


そしてそして、もしよろしければ今シーズンから私が所属するディアヴォロッソ広島のこと少しでも気にかけてくれると嬉しいです。こちらもまた、非常に魅力的で素敵なチームです。私に世話になった後輩たちは、各種SNSフォローするように。



そろそろ終わります。

これまで私のサッカー人生に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!私が所属してきたチームの関係者はもちろん対戦相手のチームの選手、スタッフにも良くしていただいたり、進路を気にかけていただいたり、本当に周りの人に恵まれたサッカー人生でした!

感謝の気持ちを胸にさらに精進いたします。


vamos中京。愛してるぜ中京。


以上、山口あずみの引退ブログでした。

ご精読ありがとうございました。