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Page4 「キセキ」 吉田翔瑛

ココロノオト~seazon4~

こんにちは!中京大学U22B所属の吉田翔瑛です。

引退ブログを書くときに何を書いたらいいのか悩んでいましたが、4年間の大学生活を振り返りながら思っていたことを素直に書くのが一番いいかなと思ったので、1年ごとに区切ってその時々に感じていたことを書き綴りたいと思います。

長く拙い文章になっていますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


まず私が入部してから約3日間、すでに入部していた一年生全員で練習をする機会があり、初日で自分がこのサッカー部で一番下手だということをとても痛感しました。3対1のボール回しでは全くボールに触れることができず、40人くらいいる中で私だけがハンデをもらうこともありました。その時は自分の無力さや唯一ハンデをもらったことに対する恥ずかしさを感じていました。U22Bで練習するようになってからは、4年生の先輩が選手兼コーチとして練習を見てくれ、現在のU22Bと比べたら、練習の雰囲気も緩く、求める質や量もだいぶ低かったですが、それでも当時は練習についていくのが精一杯でした。もし1年生の時に現在と同じような環境だったら、すぐにやめていたかもしれないです。当時どうにか続けることができた要因は、やっぱりチームメイトのおかげだと思っています。ミスをしまくったり、基本もできていなかったりとチームメイトにはとても迷惑をかけていましたが、それでも明るい言葉をかけ続けてくれた先輩や同期には感謝しかないです。ミスをするたびにへこむこともありましたがその時には声を掛けてくれたり、上手くいったときには褒めてもらったりと、そのおかげで1年間何とか続けられました。


2年目には、練習をトミさんが見るようになり、U22Bの雰囲気は大きく変わりました。シーズン前の1月から3月は1年生の時には考えられないくらい走ったり、止める蹴るの技術も高い質が求められたりしました。毎日の練習ではなかなか染みついた緩い雰囲気から抜け出せず、1週間の内に何度もチーム全体で怒られ、そのたびに走っていました。特に6月ごろに怒られた時に、ペナルティエリアやハーフラインを何度も往復したことは今でも覚えています。とてもきつかったですが、仲間同士で声を掛け合ったからこそ乗り越えることができ、自分一人では絶対に無理だったと断言できます。また、新しく後輩も入ってきて、先輩として引っ張ろうと意気込みましたが、自分よりも優秀な選手ばかりで練習では逆に足を引っ張ることも多かったと思います。後輩には試合に絡む選手も多く、全く試合に絡めていない自分の情けなさをよく痛感していました。きつい練習や試合に絡めず足を引っ張るばかりだったので、精神的に4年間で一番厳しい1年だったと思います。それでも練習後に、2学年上の先輩が「最近いいじゃん」と褒めてくれたことがあり、それがとても嬉しく、自分の成長を実感することもでき、もっと頑張ろうと思えた瞬間でした。


私が3年生になった時は、成長を実感する機会が増え、練習が楽しいと感じることも増えました。1、2年生の時はミスばかりで上手くいったことはほとんどなく、毎日耐える日々でしたが、3年生になってからは練習で自分の思い通りのプレーも増え、部活に対するモチベーションがかなり上がったと思っています。試合には出ることはできていなかったですが、部活を続けてきてよかったと思えた瞬間の一つでした。また今まで以上にトミさんや一個上の先輩たちとも絡む機会も増え、トミさんから「おはよう」と声を掛けられ、それに返す日々はいい思い出です。


4年目は最後の1年として、やり切る事ができ、4年間のうちでも一番楽しかった1年でした。6月には初めて公式戦でベンチに入る事ができ、試合が始まるまではめちゃくちゃ緊張していましたが、とても嬉しかったのは覚えています。苦しい時期も腐らず、毎日全力でやってきた甲斐があったと感じました。また引退試合では、U22Aとのダービー戦になり、PK戦までもつれ込んだ試合でしたが、大きな声援がある中ピッチに立てて幸せでした。私自身、PK戦では6人目で蹴ることになり、とにかく後悔しないように振り抜くことだけ意識していたら良いコースにボールが飛んでくれ、今までの努力が報われた瞬間でした。チームとしては負けてしまい悔しかったですが、引退試合でPK戦までプレーできたのは幸せです。もし来年ダービー戦があったら、自分たちが負けた時の悔しさを思い出してぜひU22Bが勝ってほしいと思っています。


この4年間を振り返ると、最初の2年間は毎日部活を辞めるかどうかと迷うほど精神的にも苦しかったですが、最後の1年間は自分の成長をより強く実感でき、サッカーをすることにとても楽しさを感じていました。最後まで続けてきて、本当によかったと思っています。


後輩のみんなへ

部活をこれから続けていく上で苦しいことがたくさんあると思います。時には、やめたいと感じる人もいると思います。それでも、何とか踏ん張って最後まで続けてほしいです。仲間に愚痴を聞いてもらいながらでもいいので、何とか踏ん張ってほしいです。ここまで本気でサッカーに取り組むのは大学生活が最後だと思うので、将来後悔しないように楽しみながら頑張ってください!


同期のみんなへ

学年で一番下手で、迷惑をかけることも多かったですが、一緒にプレー出来て最高に楽しかったです!みんながいたからこそ自分もサッカーを続けてこられたのでとても感謝しています。これから各々別のステージで頑張ると思うので、皆に負けないように自分も頑張ります!


スタッフの方々へ

まずトレーナーやマネージャーの方々に対しては、選手よりも毎日早く来て準備してくれており、本当に感謝していますし、尊敬しています。毎日が選手として本当に支えてもらっているなと感じていました。4年間支えていただき、本当にありがとうございました!次に監督やコーチの方々に対してですが、私がここまで成長させてくれたことにとても感謝しています。入部当初は、自分がここまで成長できることを想像できていませんでした。特にトミさんには、下手過ぎて何度も迷惑をかけたと思っていますが、それでも最後まで見捨てず声を掛けてくれたのは、感謝しかないです。4年間大変お世話になりました!


吉田翔瑛