#482〜「Bon Voyage!!」〜4年〜上陰琳音
本日のブログは女子サッカー部所属
上陰琳音(学生トレーナー)
冷たい風に1年の終わりを感じる季節となりました。
皆様、元気にお過ごしでしょうか。
私 上陰琳音は、この12月をもって、中京大学女子サッカー部を引退いたしました。
これまでのサッカー人生の中で関わってくださった全ての方々に、感謝申し上げます。
何度も辞める辞める詐欺を働いてきましたが、無事に歴だけは積み上げることができました。
楽しかったことも嫌だったことも、全てが良い経験です。
そして本日は、この引退という節目に、この場をお借りして、少しだけ自分自身の振り返りをさせていただこうと思います。
就職活動で1度もやらなかった「自己分析」。
これまで中身のないふざけたブログしか書いてこなかったので、最後ぐらいは真面目に頑張ってやっていこうと思います。
私は3週間ほど早く、2538gで産まれました。
22年間で唯一せっかちだった瞬間です。
同じ部屋のどの赤ちゃんよりも小さかったけど、泣き声だけは大きかったそうです。
物心ついた時から兄のサッカーについて行くのが当たり前になっていて、生活の中心にサッカーがありました。
年上のお姉さんたちに遊んでもらい、少しボールを蹴ると周りの大人や兄の友達に上手いと褒められ、たくさん可愛がってもらって育ちました。
そしていい気になった私は、小学2年生のときに少年団に入団しました。
今では想像もつきませんが3・4年生の頃の私はガツガツしていて、男子をぶっ飛ばし、服を引っ張り、足を蹴っても何食わぬ顔をしていました。
実はやんちゃでした。
5・6年生では男子と女子のトレセンを経験しましたが、人見知りなのは今と変わらず、馴染むことができずに居心地の悪さを感じていました。
それでも遠くまで練習や試合に連れて行ってくれた親には頭が上がりません。
正直に言うとあまり細かく覚えていないのですが、小学生が1番頑張ってサッカーをしていたかなと思います。
自分の全盛期です。
中学生になり、私は少年団の先輩方も通っていたクラブチームに入団しました。
これまでと同じようにサッカーができると思っていましたが、ぶっちゃけ良い思い出はありません。
というのも、サッカーの練習というより先輩に怒られるために通っているのではないかと思うほど、毎日しっかりと怒られていました。
ボールを蹴る前に怒られ、蹴った後も怒られ、もはやなにをしても怒られるという、なかなかにハードな日々でした。
この頃から私は、怒られるたびにやる気が削られていく、いわゆるお豆腐メンタルへと進化していきました。
覚えた技は、まもる・こらえる・にらみつけるです。
思ったようにプレーができず、サッカーが楽しくなくなっていき、高校では辞めると3年生の夏の大会で退団しました。
そして高校生。
軽音部への憧れを胸に秘めながら、受験が楽だという理由で、スポーツ推薦を受けるというなかなか現実的な選択をしました。
こうして入部した女子サッカー部は、部員の半分が初心者。
これまでとはまったく違う環境に、正直なところ、戸惑いの連続でした。
最初に悩んだのは、どのくらい本気でやればいいのかということです。
全力でやれば浮いてしまい、力を抜けば物足りない。
めんどくさいですね。
悩んだ末、私は合わせることを選びました。
その結果、運動量は見事に激減しましたが、不思議なことに、サッカーそのものは楽しくなっていきました。
この頃の私は、人とサッカーとちょうどいい距離感を見つけていたのかもしれません。
そして、大学ではやらないと言っていたはずなのに、心のどこかで、「もう一度、ちゃんとサッカーをやりたい」と思いはじめました。
こうして私は、中京大学女子サッカー部に入部しました。
高校時代にできてしまったブランクが簡単に埋まるはずがなく、周りは当たり前のようにできていることが、自分にはできない、動けない自分、判断が遅れる自分が嫌で、恥ずかしかったです。
「もう一度やりたい」と思って入ったはずなのに、「なんで戻ってきてしまったんだろう」と思う日もありました。
それでも多くの人に支えられ、自分なりの頑張り方で楽しく納得できるまでやりきれたのではないかと思います。
怪我をしたのもいい経験でした。
こうして振り返ってみると、楽しかったことも、悔しかったことも、正直あまり思い出せないことも含めて、すべてが今の自分をつくっているのだと思います。
サッカーを続けてきたからこそ、良い結果につながったこともありました。
すぐに報われることばかりではありませんでしたが、サッカーを続けてきたことは、結果だけでなく、考え方や向き合い方を教えてくれた、大切な経験です。
そして今、私は新たな挑戦を始めようとしています。
サッカーで学んだ「続ける力」と「向き合う姿勢」を胸に、新しい航海へ出発しようと思います。
これまで支えてくださった指導者の皆様、仲間、そして応援してくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
また、最後になってしまいましたが、これまでたくさん振り回してきた両親にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。
好きなことをさせてくれてありがとうございます。
これからも少し脛をかじらせていただきますが、かじり尽くさないように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
ところで皆さんは、ディズニーシーにあるシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジをご存知ですか?
最後にシンドバッドがこんなことを言ってくれます。
"一緒に冒険ができて楽しかったよ"
"次の冒険はもう始まっている"
"さあ、心のコンパスに従って信じる道を進もう"
これからそれぞれの道へと進むみんなが、自分なりのペースで、自分なりの挑戦を続けていけることを願っています。
長くなってしまいましたが、4年間本当にありがとうございました。
今後とも中京大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。
それでは。
ボン ヴォヤージュ!!!
