#41~辛く短い4年間~4年松下裕哉
本日より引退ブログが始まります
NO SOCCER, NO LIFEのテーマのもと4年生それぞれサッカーに対する思い綴ってもらいました。
トップバッターは、Chukyo univ.FC 所属 松下裕哉 選手(藤枝東高校出身/4年)です
5歳から続けているサッカーにおいて、多くの経験をし、様々な感情を味わい、今日という日を迎えています。その中でも大学での四年間、特に最後の年となる今年は、私のサッカー人生において一番自分への不甲斐無さを痛感させられました。
今まで関わってきた同期のGKは、現在、それぞれの舞台で活躍しています。例えば、小学生の頃に競い合ったライバルは、強豪明治大学の守護神となり、中学時代に競い合ったライバルは、苦労を乗り越えて産業能率大学の守護神として活躍し、ゴールキーパーキャンプで知り合ったライバルは、同期の代表クラスの選手に負けずに静岡産業大学の守護神となり・・・。彼らが活躍する姿を見ると、心から嬉しいのですが、それと同時に悔しく、自分への情けない思いがこみ上げてきます。私は、大学三年の春から公務員試験に向けた勉強を始め、コロナ禍にも見舞われ、サッカーに専念しきることができませんでした。さらに今シーズンのカテゴリー発表で落とされ、一度完全にサッカーに対する気持ちが折れました。もうやめたいとも思いました。
しかし私は踏ん張り、今では気持ちを切り替えて目標に向かって頑張っています、という流れにはなっていません。サッカーに対し全力で向き合うことはできていますが、今でも、なんでだよという気持ちがあります。でも、冷静に思い返すと、昨年の試合のない期間、来年はきっと今のチームだから、そこでスタメンをとれるように頑張ろうといった、自分への甘い気持ちが成長を止めていたのだと感じます。つまり今の立ち位置は自分で招いたものなのです。サッカーに専念できなくなった就活やコロナといった状況も、皆が通った道であり、すべて言い訳に過ぎません。
さて、ここまでの振り返りはとても悲観的な内容となってしまいましたが、病んでいるわけではありません(笑)。嬉しい思いや楽しい思いもたくさんしたし、最高の仲間と出会えたし、大学では選手会という貴重な経験を通して学び、就活では目指していた市役所に合格することもできました。そのため今までの選択について後悔はしていません。一つ一つの選択が今の私に繋がり、すべてが素晴らしい価値を持つ経験でした。最後の年で大きな挫折に向き合わなければならないことは精神的に大変でしたが、小さい頃から無失点試合が少なかったように、詰めの甘さが出てしまったのだと思います。社会人になる前に、自分の甘さを再認識し、もう一度自分と向き合うことができてよかったです。
結局何が言いたかったのか自分でもわからなくなってしまいました。そのため、最後に家族への感謝で締めたいと思います。
普段はくだらない父親と、にぎやかな母親と、腹黒い兄ですが、いざというときは、どんな状況でも支え、見守ってくれてありがとう。おかげさまでここまで成長できました。これからは一人の社会人として、立派な姿を見せられるよう努力していきます。だから期待していてください。そして、これからもよろしくお願いします。