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#52~ありがとうそしてありがとう~4年手嶋一哉

U-22

『NO SOCCER, NO LIFE』のテーマをもとに4年生それぞれサッカーに対する思いを綴ってもらっています。

本日のブログはU22A所属

手嶋一哉選手(広島観音高校出身/4年)です。

是非ご覧ください


これまでの人生で一番苦労したのはいつですかと聞かれたら私は大学生だと答えると思う。また、一番楽しかったのはいつですかと聞かれても大学生だと答えるだろう。それほど感情の起伏の激しい四年間であった。大学に入学するときの夢は恥ずかしながら「プロ」であった。しかし、一年経つとそれは無理であると気づいた。無理であると気づいた瞬間にこれからどのように生きていきたいのか、何がしたいのかなど全てがわからなくなった。サッカーしかしてこなかった自分を悔いた。さらに、これからの将来が不安でたまらなかった。高校時代の友人に話を聞いてもらいなぜか二人で号泣したのは良い思い出である。しかし、人生の岐路に立たされた時に相談に乗ってくれるのはいつもサッカーを通して出会うことができた人たちばかりである。また、就職活動の面接で語れるエピソードもまたサッカーのことばかりである。それほど私の人生はサッカーしかなかった。私は一度もこの大学でトップチームに上がることができなかった。サッカーがうまくなかったから逆に良かったのかもしれない。なぜなら、この四年間は自分を見つめることができたからである。私は不器用でだらしない。そのため、様々な人に迷惑をかけたくさん怒られた。しかし、見捨てていく人は誰もいなかった。こんなに恵まれていてもいいのだろうかとも思うくらいいい人たちばかりだ。しかし、恩返しは何もすることができていない。これから大学生活は半年しかない。先述したように私はトップチームには上がることなく終わるだろう。しかし、中京大学サッカー部の端くれとして何かできることがあればしてきたい。これが、私を支えてくれた友人、仲間たちへの恩返しとなることができるなら幸いである。そして、手嶋一哉という人間を形成してくれたサッカーへのせめてもの恩返しであると考える。

 拙い文章ではありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。また、今回このような機会を与えてくださった選手会の皆様本当にありがとうございます。