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#62〜サッカーって楽しいもの〜4年伊藤綾介

U-22

『NO SOCCER, NO LIFE』のテーマをもとに4年生それぞれサッカーに対する思いを綴ってもらっています。

本日のブログはU22A所属

伊藤綾介選手(浜名高校出身/4年)です

ぜひご覧ください

私は現在サッカーが本当に楽しい。日々の練習が一日の楽しみである。

 

しかし、大学生になってからこのような気持ちになることはなかった。自分はスタメン確約の選手ではなかったから一年、二年、三年と常に競争社会に身を置き、監督のメンバー発表の度に一喜一憂してきた。練習では監督の目の色を伺い、悔しさと後悔ばかり。もちろん上に行けば行くほど高いレベルでの競争が待っているのは当たり前だし、その競争社会のおかげで成長できた部分もある。だけど、サッカーって楽しいなと思う機会は減っていった。

そして、四年生になり自分はU22Aに落とされた。最初の方は落ちた自分に嫌気がさし、素直にサッカーに取り組むことができなかった。しかし、就活での長い休みを経て、久しぶりにボールに触るとすごく楽しかった。ありえないほど楽しかった。サッカーってこんなに楽しいものなんだっけ。久しぶりの感覚だった。自分がサッカーをやっている理由は「楽しい」からなんだなと気づくことができた。自分はこれまで選ばれることを目的にただ焦ってサッカーをやっていた。しかし、自分の根底にあったものは違った。ただサッカーが好きだから、ただサッカーをするのが楽しいから、だからこそがむしゃらにボールを追っかけている。これはサッカーを始めてから十六年間変わらないものだった。

 

私は来年から社会人として新たな人生を歩む。それはサッカーしかやっていなかった自分にとって未知の世界だ。様々な挑戦や選択をする中で辛いこと、苦しいことがあるだろう。しかしそんなときこそ一度立ち止まり、初心を思い返したい。自分がサッカーを楽しいからやり続けたように必ずポジティブなきっかけでそれを行っているのだから。

 

そして、最後に私はサッカーを長い間やってきて本当に良かった。

サッカーをやってきたから精神的にも肉体的にも成長することができた。

サッカーをやってきたからゴールを決めた時の何とも言えない嬉しさ、ベンチにも入ることのできない時のもどかしい悔しさなど他では味わえない経験をすることができた。

そして、サッカーをやってきたからこそかけがいのない仲間と出会うことができた。

そのすべてが自分の宝物だ。

サッカー万歳。