#72〜後輩へ〜4年久保藤次郎
『NO SOCCER, NO LIFE』のテーマをもとに4年生それぞれサッカーに対する思いを綴ってもらっています。
本日のブログはTOP所属
久保藤次郎選手(帝京大学可児高校出身/4年)です。
是非ご覧ください
何を書こうか迷っていたのですが、私はある先輩の引退ブログで後輩に向けて書いたメッセージに影響を受けたことを思い出しました。私も一人でもいいので後輩に影響を与えられたらいいと思い、後輩に向けて私の考えを少し書かせてもらいたいと思います。
私が大学サッカーで感じたことはたくさんありますが、成長するために重要だと思ったのは、先輩に学ぶということです。少し悪い言い方は悪いですが、先輩たちは後輩たちの実験台です。その実験結果を利用しない手はないということです。
先輩たちは、何をすれば評価され、何をしなかったら評価されないのか、実験して後輩たちに示してくれています。時にはアドバイスという形で実験結果をわざわざ報告してくれます。私は、たくさんの先輩を観察して長所や短所、やってよかったこと、後悔していること、先輩からのアドバイスなどを自分なりに分析し、自分と重ねてみました。そして、取り入れるところは取り入れる、排除することは排除するという作業をしてきました。そうすることで、効率よく努力する方向を見つけられます。いくら努力しても方向が間違っていれば意味がありません。先輩を参考に何個も努力する道を見つけ、とりあえずやってみる。そして、自分に合っていないと思えばやめればいいです。これだけで、先輩たちができるようになった時より、後輩たちは早くできるようなります。ただそれだけでは先輩止まりなので、効率を上げて余った時間で自分らしさも磨いてください。言っていることは本当に単純ですが、先輩を観察する目で見ることと先輩より早くが本当に大事だと思います。そして、プライドを捨ててください。プライドが高ければ高いほど、成長は止まります。
こんなの当たり前だと思う人は読み流してください。私自身これを完璧にできているわけではありませんし、お前出来てないだろと思う人もいるかもしれません。でもしっくり来た人はぜひ久保藤次郎という実験台を自分なりに分析して、自分に取り込んでみてください。
最後に、私はサッカー選手になることを夢に見て今まで努力をしてきました。そしてありがたいことに、J3藤枝MYFCからオファーをいただき、サッカー選手になることができました。藤枝MYFC内定のリリースが出た時、私が想像している以上にたくさんの方からメッセージをいただきました。普段少し冷めている私ですが、この時は本当に嬉しかったです。そして、こんなに私の活躍を楽しみにしてくれている方がいることにも気づくことができました。夢を叶えることができましたが、サッカー選手になれた今それはただの通過点でしかないと思っています。サッカー選手になれても試合に出られず、若くして引退する選手はたくさんいます。それでは、サッカー選手になった意味はないと思っています。これからは、私の活躍を楽しみにしてくれる方のために努力をし、もっと楽しんでもらうために一つでも上のカテゴリーでプレーすることを目指していきます。大学四年間、私に関わっていただいた方々本当にありがとうございました。